第3回日英親善サッカー大会結果報告
大会の2日前にロンドンに到着した日本勢。前日に行なわれたプレミアリーグ観戦や市内観光を各自楽しんで大会日を迎えました。
今大会の会場は昨年度第2回大会でも使われたグランド「The Country Club, Theobalds Park, Cheshunt」。
食堂・BAR・大画面スクリーンのテレビ(広いラウンジにに併設)と施設の充実には目を見張る物がある。
クラブハウスの充実、綺麗に刈り揃えられた芝と最高の設備は整っていたが、残念だったのは前日の夜から降り続いた雨だろう。
ただでさえ芝の土壌が柔らかいイギリスににあって雨は天敵だ。グランドは田んぼのような有り様で、
フィジカルに勝るイギリス勢に日本勢は苦戦を強いられることが予想された。
今大会日本から参加するのは以下の4チーム。
MDクラブ(第9回サラリーマンズカップグランドチャンピオンシップ優勝)
個々の能力が高くサイド攻撃を得意とするチーム。
日大野鳥の会選抜(第10回インターカレッジサッカーリーグセリエZチャンピオンシップ優勝)
大学3年〜1年の各学年で構成され、若さ溢れる運動量で相手チームをかき回す。
フスバル2002(第9回サラリーマンズカップB決勝チャンピオンシップ優勝)
大学時代からチームを組んでおりチームワークは抜群。仙台〜福岡まで各地から仲間が集結し参加。
Mイズム(第6回オープンサッカー大会決勝大会優勝)
今春卒業の大学生チーム。大学サッカーで4年間鍛え上げられた彼等のスキルはかなり高い物がある。今大会ぴったり11名での参加。
大会形式は日本チーム対英国チームの総当たり戦を行なった結果、
日本・英国チームの同順位対決(日本勢下位2チームと英国3位チームはリーグ戦にて)で最終順位を決定するという形で行なわれた。
天候に恵まれない中開始された今回大会。案の定雨中の戦いに苦戦する日本勢。
フィジカルに勝る英国チームのパワープレーに日本勢は押されていた。
特に目立ったのがスライディングタックル時のリーチ(足)の長さ・ルーズボールの競り合いには
体を投げ出しボールを取りに行く英国チームの姿が多く見られた。本来のテクニックを発揮しきれない日本勢の中で、
唯一異彩を放っていたのが「Mイズム」だ。最悪なグランドコンディションにも怯む事無く真っ向から向かっていく姿勢は
トレーニングに裏打ちされた自信では無いだろうか。
予選を3戦全勝で英国勢を退けた「Mイズム」の決勝戦の相手は「Crown&Manor FC(以下Crown)」。
予選で負けを喫している相手だけに雪辱に燃える「CROWN」をあざ笑うかのように先制点は「Mイズム」、
その後は「Crown」の猛攻でMイズムはピンチの連続となり、終了直前に「Crown」が起死回生の一発を終了間際に叩き込み勝負はVゴール方式の延長戦へ。最後は中盤でのルーズボールをカットした「Mイズム」が巧みなパスワークで中央を突破し、
最後はボランチ佐々木 剛選手が綺麗なループシュートを決め見事第3回大会チャンピオンに輝いた。
参加者は大会終了後表彰式・PARTYを行い両国の親睦を深めた。
(終)