第8回 日英親善サッカー大会
                               ロンドンツアー

                               -大会レポート&大会スナップ-

 今年で8回目となった『日英親善サッカー大会』は2月10日(日)に例年と同様、ロンドン郊外の「The Country Club,Theobalds Park」にて開催されました。この大会は、サッカーの母国イングランドと日本との間で草サッカーレベルのサッカー交流を目的として毎年開催されています。
 
 今年は、「第13回 サラリーマンズカップ/第7ステージ」優勝、「サラリーマンズカップ チャンピオンシップ」優勝の『バンカーズ』、「第11回 オープンサッカー大会/白子B日程」優勝、「チャンピオンズカップ」優勝の『K.S.FC』の2チームが日本から参加することとなりました。両チームともに昨年は各チャンピオン大会に進出したが、惜しくもイギリス行きを逃したチームで、今年にかける意気込みは予選から他を圧倒していたのではないでしょうか。一方、イギリスからは、今大会への参加を強く願っていた『Redbridge』が初参加。更に、前回大会も参加し、第1回大会3位の『Norsemen FC』の2チームが参加しました。
 
 大会の始まる1週間ほど前から、現地の人も驚くほどの晴天が続き、大会当日も晴天に恵まれました。前日は各選手たち観光やスタジアムツアーなどイギリスを堪能していたようです。
プレミアリーグも開催されていたこともあり、今回のツアーは観戦も楽しみのひとつだったようです。


トロフィー&賞品


会場となった「The Country Club」

 朝、大会会場に着くと多少霜が降りていたものの、選手たちはグランドの感触を確かめるように各々ボールを蹴ったり、ランニングをしたりと徐々に気持ちを高めていました。オープニングセレモニーが行われ、いよいよ大会が始まりました。
大会形式は、日本側2チーム・英国側2チーム、計4チームによる総当り戦を行う「グループ ステージ」、日本と英国の上位チーム対決、下位チーム対決を「ファイナル ステージ」を行うという形式で行われました。試合時間は「グループ ステージ」が25分1本、「ファイナル ステージ」が前・後半25分ハーフという形式で行われました。

 各試合前にはペナントの交換を行い、いよいよ第1試合が始まりました。
『バンカーズ』は『Norsemen FC』と、『K.S.FC』は『Redbridge』との対戦となりました。1週間晴れていたものの実際試合が始まるとグランドは湿っている状態であり、日本の選手たちはイギリス特有の粘土質のグランドに慣れるのに時間がかかり、足をとられる場面も見受けられました。結果は『バンカーズ』が0−0の引分け、『K.S.FC』が0−1の敗戦と苦い初戦となりました。
 第2試合は、同国同士の対戦となりました。どちらの試合もお互い同国のチームに負けたくないという気持ちが全面に出て、素晴らしい試合となりました。日本チーム対決は『バンカーズ』が1−0で試合を制しました。英国チーム対決は自力に勝る『Redbridge』が終始ゲームを支配し2−0で勝利を挙げました。
 グループ ステージ最終試合は『バンカーズ』対『Redbridge』、『K.S.FC』対『Norsemen FC』がそれぞれ対戦しました。『バンカーズ』はゲーム中盤で挙げた得点を守りきり、1−0で勝利、『K.S.FC』は先制されながらも、灰野選手の値千金のヘディングシュートで同点としますが、追加点を挙げられ1−2で敗戦。決めどころを確実にゴールにつないだ『バンカーズ』はグループ ステージをトップの成績で終了しました。『K.S.FC』は健闘及ばず3位という結果になりました。
 両チームの選手はグランドに慣れきれず足をとられてしまう場面が多かったとそれぞれ口を揃えて話していました。また実際に試合をして、イギリスの選手の身体能力の高さを肌で感じ、届かないだろうボールに追いつく姿に驚きを隠せないようでした。筋力も強く当たり負けする場面もありました。
 グループ ステージの結果をもとに、「ファイナル ステージ」は『バンカーズ』対『Redbridge』、『K.S.FC』対『Norsemen FC』の試合に決まりました。グループ ステージ終了後、休憩時間を挟み、いよいよ最終試合が始まりました。


ペナント交換@

試合をさばいた審判団

ペナント交換B

体格差はやはり大きい

激しいボールの奪い合い

簡単にシュートを打たせない

相手との間合いを詰める

ボール際の激しいタックル

厳しくマークにいく


決勝戦前に行われた記念撮影@


3位決定戦前に行われた記念撮影A

 『K.S.FC』対『Norsemen FC』の試合、グループ ステージでは敗戦しているので是が非でも勝利が欲しいところ。均衡した試合展開が続きましたが、『K.S.FC』が先制点を決め波に乗ると、そのままの勢いを保ち、2−1でイギリスでの初勝利を挙げました。勝利を挙げたことを素直に喜んでいました。
 優勝をかけて行われた、『バンカーズ』対『Redbridge』の試合はまさに好ゲームとなりました。お互い決定機を作るものの最後の砦、ゴールキーパーのナイスセーブに得点を阻まれるばど、ゲームは均衡した中で進んでいきました。両者50分の戦いを終え試合は0−0。延長戦に突入しました。延長戦に入りゴール前までは攻め込むもののお互いゴールが遠くなかなか得点を奪えず、試合はPK戦にまでもつれました。
 PK戦は『バンカーズ』が先行で始まりました。バンカーズが2人目までが成功し『Redbridge』の2人目。ボールはゴールを捕らえきれず、リードを奪いました。しかしその後『バンカーズ』もゴールを外し、サドンデスに突入。『バンカーズ』のシュートを失敗し、『Redbridge』が助走に入る。ボールがゴールに突き刺さり試合終了。0−0(延長0−0)PK戦4−3で『Redbridge』が優勝を果たしました。『Redbridge』の選手は歓喜の輪に沸き立ち優勝を心から喜んでいました。この日再三に渡り、ゴールを死守してきたGK橋詰選手の悔しそうな姿が目に焼きついています。グループ ステージでは勝っている相手だけに敗戦は非常に悔まれるものであったことでしょう。


得点チャンスを決められるか!?

どちらのボールになるのか!?

優勝が決まった瞬間、喜びに溢れる


優勝した「Redbridge」


惜しくも準優勝「バンカーズ」


表彰式での賞品授与

日本MVPに選ばれた橋詰選手

子供にもいい思い出になったかな!?

 大会終了後は、クラブハウスにてFA関係者や審判も参加し、表彰式や親睦パーティーが行われました。日本からはっぴや屏風、お面などの日本土産を渡すなど、両国チームの親睦も深まったようです。記念撮影など和やかなムードの中、『第8回 日英親善サッカー大会』は静かに幕を閉じました。
 試合翌日、エミレーツスタジアムで行われた『アーセナル』対『ブラックバーン』戦を観戦し、スタジアムの雰囲気や、プレーをそれぞれ楽しんだようです。その他にも観光や買い物など各々イギリス滞在を楽しんでいました。
 
 来年はあなたのチームがイギリスの地に降り立つかも知れません。年間チャンピオンを目指す戦いは既に始まっています。強豪に挑むもよし、自分たちの実力を試すもよし、 歴史ある大会にチームの名を刻んでみませんか?
みなさんのご参加をお待ちしています。

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