AFC アジアカップ・カタール2011 フォト・レポート 
2011.01.07-01.29  カタール・ドーハ

4年前の7月、ベトナム他東南アジア4ヶ国共催で経験した気が狂うような暑さとは異なり、1月の中東は気候が良く質の良いサッカーを見ることができました。結局ベスト4はFIFAランクどおりの日・韓・豪とウズベキスタンとなりホームの中東勢はゼロ。中国大会から2大会ぶりに日本が王者を奪還し2013年のブラジル・コンフェデ杯の出場権を獲得して終了しました。これで日本は1992年・広島大会、2000年・レバノン大会、2004年・中国大会、2011年・カタール大会と直近の6回大会のうち4回優勝したことになります。(祝)

今回 のツアーのベースにした「ロイヤル・カタール・ホテル」。ドーハの街の中心にあり、スーク・ワキーフも近い。残念ながらアルコールはないので飲む人は徒歩5分位のメルキュールまで行く。 開幕戦「カタールvsウズベキスタン」の行われるカリーファ・スタジアムに来てみた。チケットはとっくに売切れているのだが、何の掲示もアナウンスも無いので皆ひたすら並んでいるのだ!! 前日、スタジアムのチケット売場は予約済みと予約なしの客がゴチャ混ぜでチケットの発券がでず、今日こそはとショッピングセンター内のチケットブースに来てみたがシ何とステムエラー・・・
日本の初戦が行われる「カタール・スポーツ・クラブ」にやってきました。若干砂埃がまってるが良い天気。さすがに正月明け1/9の試合なのでツアー参加者も少ないが頑張って応援しよう! キックオフ1時間前。満員になる気配はないので、自由席状態(チケットは指定席)となりバックスタンドにサポーターが集まりはじめた。向って左が日本サポ、右がヨルダンサポ。数では負けてる! 選手が入場。さあ、いよいよアジア王者を奪還するための長い戦いが始まる。準備万端とはいえないスケジュールだが重要な初戦はうまく戦えるのだろうか?ザック・ジャパンの真価は?

試合中に夕日がスタンドの向こうに沈む。バックスタンドからはピッチが少し見づらい。試合は押しながらも前半終了直前に先制されてしまい苦しい展開になった。

90分+2分の吉田のゴールで何とか1-1のドローに持ち込んで終了。この1点がなかったら後にアジアの頂点には立てなかったかも知れない貴重なゴールになった。 カリーファ・スタジアムの近くにあるファンフェスタ会場だが、あまり人はいない。大型スクリーンはどこに?
カリーファ・スタジアムに隣接して「ヴィラジオ」がある。建物はイタリアをイメージしたものでベネチアの運河?もある。ショップやレストランを備えた大型ショッピングセンターだ。 少し落ち着いたチケット売り場。スタジアムごとにチケットの色が違うのだが、いちいちプリンターを取替えるので時間がかかる。ちなみにツアー分約80枚のチケットを発券するのに2日もかかった。 ホテルの近くにあるスーク・ワキーフ。ヨーロッパ的なおしゃれなスペースだ。気温も20度くらいなので天気の良い日はお茶しながら時間をつぶせる。残念ながらビールはありません。

難しい試合を勝ち抜いて準決勝までたどりつきました。そして相手は韓国。会場はアル・ガラファ・スタジアム。サポーターも続々集まってきた。(2011.01.25) 4年前は3位決定戦でPK負けを喫し、予選を戦わねばならなくなった韓国を相手にどう戦うか?スタジアムには緊張感が張り詰める。 バックスタンドを見る限り、若干日本のサポーターのほうが多い感じ!ベスト4に中東のチームは残っていないため、アウェーという雰囲気ではない。日本を応援してくれ!
準決勝の日韓戦がスタート。も続々集まってきた。試合は23分にPKで先制され、36分に前田の同点ゴールで追いついたが90分で決着がつかず延長へ。 延長戦の97分に本田のPKのこぼれ球を細貝が押込んで勝越したが120分に追いつかれまたもPK戦に。4年前の嫌な記憶を思い出したが今回はあっさり3PK0で勝利。 決勝進出を応援してくれたサポーターに報告。準決勝にもう一試合はウズベキスタンが0−6で敗戦し、決勝の相手は宿敵オーストラリアに決まった。
いよいよ決勝の日。カリーファ・スタジアム。ツアーのメンバーも増えてきた。優勝してうまい酒が飲みたい!店を探しておかなきゃ(2011.01.29) 国歌斉唱。アジアカップを持って帰れるのだろうか?やはりドイツW杯の記憶が蘇る。いやいや、もうあれから5年経っていてるが相手は世代交代ができていない。 試合はオーストラリアのパワープレーを何とか跳ね返すという展開になった。ワンパターンの攻撃だが集中を切らすとやられる。
90分では決着がつかず、2試合連続で延長戦へ。応援する側も気合を入れなおして頑張ろう! ここまでくれば勝ちたい気持ちの強いほうが勝つ!何度か決定的に危ない場面があったが何とか無失点に抑えている。チャンスは必ず来る。信じて待とう!! 延長後半109分、どフリーになった李が冷静にゴールに蹴りこみ得点。残り時間は10分あまり、守りきれるか?・・・結局このままタイムアップで優勝!!
120分の死闘の後、ガックリうなだれるオーストラリアの選手。気持ちはよくわかります。お互いよく頑張りました。 7年ぶりに優勝カップを掲げる長谷部。今回は各選手にメダルではなくカップのレプリカが渡されたので各自それを掲げている。ちょっと不思議な光景だ。 喜びを爆発させる日本代表!サウジ戦以外は僅差で勝ち上がっていた優勝は格別だ。おめでとうザック・ジャパン。
     
表彰セレモニーの後はスタジアムの周りで花火が打ちあがりました。 ビールが飲める店を見つけて祝勝会を開きました。地元の方にも祝福されていい気分。あれ?でもこの白装束の人はお酒飲んでもよいのでしょうか? やっぱり優勝は何度味わっても感動しますね。今夜は大いに飲みましょう!!この後、店を追い出されるまで飲みました。